WE ARE LONELY,BUT NOT ALONEは、管理職が必ず読んで欲しい教科書だ。

私は管理職ではないですが、

この本を読んで組織を運営していくやり方も、

大きく変わってくると断言できます。

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著者は、株式会社コルク代表取締役社長の佐渡島康平さん。

元講談社の編集者で、2012年にコルクを創業。

作家のマネージメント、作品のマネージメントなどです。

クリエイター・エージェンシーの株式会社コルク公式サイト

オンラインコミュニティのコルクラボを運営していて、コミュニティにおける考えを、本書で語っています。

もう

めっちゃめちゃ面白かったです!

お勧めしたい3つのポイントです。

①情報の量と質の変化がもたらした影響
②物語の共有、誰に対して商品を届けるか
③オンラインサロン、編集者箕輪さんとの対談

タイトルにも書きましたが、

管理職として組織をマネージメントしなくてはいけない人は必ず目を通した方がいいですし、

今の組織が肌に合わない人にもお勧めです。

①情報の量と質の変化がもたらした影響

総務省のデータによると、

2002年の情報量を10とすると、

2020年の情報は6万だそうです。

戦闘力でいえば、

ラディッツにやられたおじさんと

4倍界王拳の悟空との差です。

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さらにSNSの普及で、

個人の発信が格段に増えました。

内容も、

自分にとって素敵な情報なので、

他者が見た場合はキラキラしてうつるものばかりです。

投稿を見て自分と比較し、嫉妬する。

悲しささえ出てくる。

リアルな世界の会社や学校、

友人知人があげる投稿のSNSから離れ、

自分が求められているコミュニティが今必要になっているのです。

この話は、私自身非常によくわかります。

会社内や友人関係をうまく築くことが出来ず、

話が合う人があまりいません。

自身の性格に難ありだと思いますが、

妻と娘がいる家庭と、

友人がやっていなかったTwitterの世界から、

学ぶことが本当に多く、

著書もTwitterを始めていなかったら、知ることするなかったと思います。

今は西野亮廣さんのオンラインサロンに入っていて、

西野さんはもちろん、サロンメンバーからも能動的なコメントや行動に刺激を受けています。

②物語の共有、誰に対して商品を届けるか

コミュニティには色んなレベルの参加者がいて、コルクでは熱狂ピラミッドとして、解説しています。

作品に対する熱狂の具合、

ある漫画に対して、どれぐらい好きかで層は変わり、商品開発も変わってきます。

下位者に対してであれば、すべての人が分かるような物、一番シンプルはアンパンマンの人形とか。

上位者に対して商品は、作品内でのマニアックな商品。

アンパンマンがピンチで、新しい顔を作る最中のジャムおじさんのパンを伸ばす棒的な。

著書では、

宇宙兄弟の編集でもある佐渡島さんが、宇宙兄弟の商品開発をしていく上で、読者にアンケートを取ったら、

『絵名のヘアピン』だったそうです。

それはこちら。

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正直知らない人は何これって?感じですよね。

私も宇宙兄弟は一回は読みましたが、

この商品がどんなものかもわからなかったです。

ですが、これが予想より売れたそうです。

画像の吹き出しにもありますが、

ストーリーの中で、絵名がこのヘアピンをつけると、気持ちがピシッとすると妹に話しています。

同じ想いを共有したいくらい作品が好きな人は、このヘアピンが欲しくなるのです。

並列の例として、世の中で一番売れている本は聖書だそうです。

読んだことはないですが難解な文章で、

まず一般向けの本ではないと思いますが、それでも熱狂的なキリスト教信者が購入していったのです。

わかりにくい、一般ウケしないものだからこそ、語り合い共有出来る人が限られ、話が弾むとのこと。

③オンラインサロン、編集者箕輪さんとの対談

第4章が、本書の編集者箕輪厚介さんとの対談です。

箕輪さんもオンラインサロン箕輪編集室を立ち上げ、オンラインサロンのトップを走っている一人です。

お互いコミュニティを持ち、それを作った二人が考えるコミュニティ論はとても面白いです。

お金を払ってでも自分がやりたい仕事をしている箕輪編集室も、昨年6月に出来たばかりです。

箕輪さんが堀江貴文さんの多動力を編集した所から、自身のオンラインサロンの立ち上げ、

当初はメンバーをお客さんだと思っていたとのこと。

そこから色んな頼みごと、

編集、動画作成、飲み会企画などありとあらゆるものをサロンに振ると、やりたい人が手をあげたって、

トップダウンでもなくボトムアップでもなく、

やりたい人がやりたいことをやる集団になってきました。

箕輪さんの人柄やこの人について行ったら面白いんじゃないかなという考えから、

自分たちが自発的に行動を行い、楽しむサロンになっていったそうです。

安全と安心を担保に、

自分のやりたいことが好きなように(かは知りませんが)やる。

そうやって色んな人と繋がっていくコミュニティがこれから必須になってくるし、

これからもどんどん姿形を変え、社会に適応していくのだと思います。

終わりに

この本を読んで、

今までの会社の仕事だけでは満足できない人たちが

これからもどんどん増え、

自分にとって価値の高いコミュニティが、

お金を払ってでも選ばれていき、

その中で活躍する人が、

ますます増えていくことを実感しました。

コミュニティ論と簡単にくくるのは失礼かもしれませんが、読むと学びばかりなのでお勧めいたします。

WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ〜 (NewsPicks Book)